「しばいの大学」 人形劇関連講座も始まりました

今年度の6月から2月まで、児演協主催「しばいの大学」が開かれています。『子どものためのプロになる』、実演者を養成する79講座。俳優実践・音楽・身体・戯曲といった講座に加えて、人形劇関連講座が12回開かれます。年間受講生7名、単発受講生も毎回のように参加、人形劇講座だけお申し込みの方もいらっしゃいます。                 

人形劇担当は、当協会会員の栗原弘昌、佐藤達雄、永野むつみ理事、中村孝男、渡辺真知子理事、友松正人理事。そしてくすのき燕さん、山田俊彦さん。

「人形」や「モノ」で演じることを体感し、考察してもらうプログラムを、皆で話し合いました。片手遣い、棒遣い、糸操りなどの人形や、図形も遣って、自分の身体以外のもので演じる表現の特性を、魅力を伝えたいと意気込んでいます。

去る7月15日、人形劇講座第一回が開かれました。講師の永野理事が次々と出す課題にそって片手遣い人形を遣い、お互いに見合って指摘をしたり、人形と会話したりしました。受講生の方々には、人形の動きには遣い手の心の動きが表れることを、実感していただいたと思います。

香川のとらまるの人形劇学校「パペットアーク」は、残念ながら閉校しました。複数の児童劇団で養成所がお休みしているそうです。そもそも日本には、

児童・青少年のための演劇人を育成する学校がありません。劇団の枠を越えたこの試みが成果を上げるよう、講師一同で取り組んでまいります。

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