人形劇とは、人形はもちろんですが、たとえば茶碗とか靴とか玉とかという「もの」を動かして演劇的表現をして、観る人を楽しませる芸能です。
人形劇には、手遣い、糸操り、棒使い、抱え遣い、影絵など、いろいろな形式があります。
人形劇は、子ども向きの作品もありますが、大人向きの作品もあります。
人形劇は、あらゆる世代のための舞台芸能です。
人形劇はいま、劇場やホールや幼稚園、保育園、小学校などでの舞台公演と、テレビ、映画など映像の世界で活躍しています。
日本だけでなく世界各国でも、その国の古い人形劇と新しい人形劇が活躍しています。
我が国には、文楽をはじめ各地に伝わる多種多様な伝統人形劇があります。文楽は大阪の国立文楽劇場や東京の国立小劇場で公演しています。八王子車人形・西川古柳座や糸操りの結城人形座などの伝統人形劇も常時公演活動をすすめていますが、各地の伝統人形劇の多くは、地域の伝統行事として、毎年催事に上演されています。
アマチュアの活動も盛んで、日本各地でアマチュアの人たちが中心になって人形劇の活動盛んにするための人形劇フェスティバルが開かれています。
日本の人形劇が世界各地で公演したり外国の人形劇が日本を訪れたり、また人形劇の国際会議が開かれるなど、人形劇の国際交流も盛んに行われています。1929年、世界の人形劇の組織である国際人形劇連盟<UNIMA>が創設されました。
理事長安藤ばくを中心に、人形操作術を言語化して継承する試みにチャレンジしています。
2021年、コロナ禍の最中、5分ほどの短い動画を10本作製しました。
どうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLl7_of3ndUEFP70pQu9Sem10BjshBP0-V